ペットと一緒に生活をするためには、動物も一定のルールに従ってもらわなければなりません。
例えば室内で飼っている場合には、専用のトイレを使う事を教える必要があります。
犬であれば、飼い主に対して噛みついたり吠えるといった行為をしてはいけないことを教えなければなりません。

犬や猫は頭が良いので、きちんとしつけをすれば飼い主に従ってくれます。
ただし子犬や子猫は何も知らないので、訓練をしなければなりません。
最初は命令をしたり教えたことにしたがってくれないので、何か悪いことをした時にはきちんと教えることが大切です。
しつけをすること自体はどうしても必要ですが、間違った方法で罰を与えてしまうと逆効果になってしまう恐れがあるので注意が必要です。

犬や猫が悪戯をしたり命令に従わないと、大きな声で叱る・叩く・ケージに閉じ込めるなどの方法で精神的または身体的な苦痛を感じさせてしまうケースがあります。
これらの行為はペットに恐怖感を抱かせてしまい、飼い主との信頼関係を損なってしまう危険性があります。
ペットに対して恐怖心や身体的な苦痛を感じさせる方法で制裁を加える行為は、行うべきではありません。

罰を与える手段だけでなく、タイミングにも十分に注意を払う必要があります。
同じ失敗をした場合でも罰を与える時と与えない時があると、ペットが混乱してしまいます。
罰を与える場合には、一貫性を保つことが大切です。
悪戯や失敗をしてから時間が経過してしまった後に罰を与えたとしても、無意味です。
何か悪いことをしたら、その場ですぐに罰を与えたり注意をするべきです。

ペットに罰を与える場合は、どのような行為が悪いことなのかをきちんと理解できるように配慮を払いましょう。
例えば飼い主が外出中にペット部屋を散らかしてしまった場合、帰宅してすぐに叱ると散らかした行為に対して罰を与えられている事を理解することができません。
“飼い主が帰宅したら叱られる”と理解して、人間に対して恐怖心を抱くようになりかねません。

ペットに罰を与える場合には、恐怖心や苦痛を感じさせないように注意を払う必要があります。
ペットがしてはいけない行為をきちんと理解することができるように、十分配慮しましょう。
タイミングや方法を誤ると、別の意味に解釈してしまう恐れがあるからです。
飼い主との信頼関係を保ちつつ、ペットに対してしてはいけない行為を正しく理解させることが大切です。
罰として大声で叱ったり叩くなどの行為をすることがないように、慎重にしましょう。

無視で意味のない行動を学ばせよう!

ペットが何か悪いことをした時に罰として叩く行為をすると、人間の手がトラウマになって恐怖心を抱くハンドシャイになってしまう恐れがあります。
ハンドシャイは心の病気で、人間の手を見るだけで反射的に身体を隠したり噛みつくなどの問題行動をするようになります。
犬が恐怖心で飼い主の手や声がトラウマになってしまうと、罰が与えられる理由を正しく学習することができなくなってしまいます。

何か悪いことをした時に反射的に大きな声で叱ると、ペットが飼い主の声に対してトラウマとなってしまう原因になってしまいかねません。
犬や猫にしつけを行うこと自体は非常に大切ですが、大きな声で叱るという行為はペットに対して人間への恐怖心を植え付けてしまうだけです。
犬や猫は人間の言葉がわからないので、大きな声で怒鳴ったとしても叱られる理由がきちんと理解できないからです。

恐怖心を抱かせずにペットに対して罰を与える有効な方法は、無視をすることです。
逆に正しい行動をすることができたら、褒めたりおやつなどのご褒美をあげるようにしましょう。
罰とご褒美を上手に使い分けることで、ペットが褒められたり罰を与えられる理由を正しく学習することができます。

犬にしつけのために無視をする場合には、ある程度の信頼関係を築いておくことが大切です。
信頼関係がないと、ペットは飼い主に無視をされても気にしないからです。
ペットが知らない人から無視をされたとしても、何とも感じないでしょう。
信頼関係のある飼い主から無視をされることで、「意味のない行為」を学習させることができます。

犬が飼い主に吠えてなにかの要求をする行為をした場合には、しばらくの間は犬に構わない・犬の目を見ない・話しかけない・部屋を出て行くなどの方法で無視をすることができます。
諦めて吠えるのをやめたら、再び構ってあげるようにしましょう。
もしも吠えている途中で無視をするのをやめてしまうと、犬はなぜ無視されているのかわからないので問題は改善されません。

犬が興奮してわがままに振る舞ったり飼い主に対して噛みつくなどの行為をする場合には、権勢症候群である可能性があります。
このような場合にはすぐに「お座り」や「待て」などの命令をして落ち着かせてから、一定時間にわたり犬の相手をしないなどの方法で無視をする方法が効果的です。

部屋を散らかすなどの悪戯をやめさせたい場合には、留守番中に犬の手の届かない場所に物を移動しておくことができます。
散らかせるような物をなくすことでも、無意味であることを教えることができます。

正しい行動をすることができた場合には、きちんと褒めてあげることも大切です。
そうすることで犬は無視をされるような行為をしてはいけないことと、褒められる行為をすると良いことを理解することが出来ます。